尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルスに感染することで引き起こされる性感染症ですが、性行為での感染以外でも傷口から感染する可能性のある病気で、原因となるヒトパピローマウイルスは今までに300種類以上確認されており、発がん性のヒトパピローマウイルスを悪性、尖圭コンジローマを引き起こす原因となるものを良性と分類しています。

症状としては男女とも共通しており性器や肛門周辺にトサカ状やカリフラワー状もしくは乳頭状のイボが出来るというもので、痛みを伴うことはほとんどなくまれにかゆみや軽い痛みを感じる程度のものですが、放っておくとイボが大きくなったり数が増えたりしてくる病気です。
感染力は非常に高く、自分に症状が出た場合にはパートナーにもほぼ間違いなく感染していると思って差し支えありません。ただし自覚症状が出るまでの潜伏期間が最長で8か月とかなり長いので、自分に症状が出てもパートナーにはしばらく出てこない可能性もありますが、感染している可能性は高いので検査を受けておくべきでしょう。

症状が現れる部位としては、男性の場合は陰茎、亀頭、包皮の内側、陰嚢など、女性の場合には大陰唇、小陰唇、膣前庭、膣、子宮頚部などに現れ、男女ともに肛門周辺や肛門内部、尿道口に症状が現れることもあります。
また、オーラルセックスによる口内への感染の可能性もあり、悪性のヒトパピローマウイルスの場合には口腔がんの原因になるとも言われています。

痛みを伴うことが少ない症状ですが、目視でわかるほどの異常が見て取れる病気のため症状が現れた場合には早い段階で病院に行き、適切な処置を施してもらう必要があります。

治療方法としては患部に出来たイボを切除する方法しかなく、原因となるヒトパピローマウイルスの完全な駆除は難しいとされており、尖圭コンジローマの感染者のうち25%は再発すると言われている再発性の高い性感染症です。外科的処置を施した後3か月以内に再発する可能性がある病気なので、患部の切除が終わってもヒトパピローマウイルスが潜在している恐れがあるため予後観察が必要な性感染症です。

自分だけでなくパートナーにも感染している可能性がありますが、症状が出ていないうちには対処することが出来ない病気であるため、パートナーには症状がでていないかを一定期間確認し続けてもらうことが必要です。
また、良性のヒトパピローマウイルスによって引き起こされる尖圭コンジローマの検査キットはありませんが、子宮頸がんなどの原因になる悪性ヒトパピローマウイルスをチェックする検査キットがありますので、症状が出なくても不安な場合や誰にも知られたくない場合などは、匿名で郵送検査できる性病検査キットを利用してみるとよいでしょう。

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